意外と知らない降水量の話

今年も梅雨に入り、どんよりとした天気が多いですね。梅雨が明けて、夏が来ると今度は台風の季節になります。湿度が高く、台風も多い・・でもそれが日本の特徴でもありますね。 今回は、そんな”雨”に着目し、意外と知らない降水量についてのお話をしたいと思います。

【降水確率と降水量の違いって??】

皆さんは、雨の日の天気予報を見てどんな風に思いますか? 「今日の東京都の降水確率は50%です。」とか、「今日の神奈川県の降水確率は80%です。」など、降水確率を目にする機会が多いと思います。 私もそうでしたが、降水確率が50%というのは、「今日、雨が降るか降らないかは、五分五分の確率」という意味だと思っていました。

しかしながら、降水確率というのは、「天気予報の対象となる比較的広い範囲のどこかで一定時間内に1mm以上の雨または雪が降る確率」なんです。つまり、

「明日の東京都の午後の降水確率は50%です。」という予報は、「東京都内のどこかで、午後に1mm以上の雨が降る確率が50%」という意味になります。

でも、多くのみなさんが知りたい天気予報は、例えば、自分の会社がある渋谷、学校のある八王子で、何時にどれくらいの雨が降るのか、ということですよね? それによって折りたたみ傘にするか長い傘にするか、服装なども決まってきますよね。  TNQLは、利用者の位置や検索地点の天気をピンポイントで指定できるので、「降水確率」を使う必要がなく、 「降水量」、つまり、「何時に」「どこで」「どれくらいの雨が降る」のかがわかるのです。

【降水量の目安について】

では次に、降水量についてのお話です。

TNQLでは、降水量を「0mm」「0mm~1mm未満」「1mm以上~5mm未満」「5mm以上」の4段階に分けています。  このように、TNQでは具体的な数値にて降水量を表しているのですが、具体的に、1mmって、どれくらいの雨なのか気になりますよね。 実際、私も「降水量1mmです。」と言われても、「なんだ、1mmなら全然降らないか。」と思っていました。しかし、「1mm」の雨って、意外と強いのです。

それでは、それぞれの雨の強さを見てみましょう。

・0mm:雨は降らないので、傘は必要なし。

・0.5mm:霧雨程度の雨。傘をさす人とささない人が見受けられます。長時間、外にいるようであれば、傘があった方が良い。

・1~4mm:傘が必要。傘をささなければ、ビショ濡れになってしまう程の雨。

・5mm以上:傘をさしていても濡れてしまう程の雨。濡らしたくない服やカバンなどは避けた方が良さそう。

このように、降水量1mmというのは、傘をさしてないと「あの人、大丈夫?」と心配されるくらいの雨なのです。 TNQLでは、雨の強さによって、持っていくべき傘や着るべきコーディネートを提案しています。 雨が多い日本ですが、TNQLを活用して、雨と上手に付き合いながら、梅雨時でも、おしゃれを楽しんでいきましょう。

 


 

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