夏真っ盛りの八月です。そろそろ夏休みをとって旅行でも・・・なんて計画されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。夏の旅行先として人気のスポット、ハワイ。日本のジメジメした暑さと違って夏でもカラッとした暑さ、過ごしやすいとされています。
ハワイの平均気温を調べると、最も低い1月、2月で23.0℃、最も高い8月でも27.9℃と、年間を通して温暖で、日本のように震える冬の寒さはありません。
実は、そんなあたたかいハワイで以前、真冬の気温を体感しました。旅行で訪れた夏のハワイは日差したっぷり、最高気温はおそらく30℃くらいだったでしょう。そこでわたしは生まれて初めてスカイダイビングにチャレンジしました。
ダイブするポイントは上空約4,000メートル。そこまで、一緒に飛んでくれるインストラクターの方とセスナで移動します。4,000m上空の気温はどのくらいでしょう?気温は標高が高くなると次第に低くなり、その割合は一般的に1,000mで約6度とされています。地上を30℃とすると、4,000メートル上空では、30℃-(6℃×4)=6℃。 6℃といえば、東京だとおおむね1~2月の平均気温です。セスナの扉は飛び降りやすいための仕様なのか、地上から上空まで開いたままで機内に外気が直接入ってきます。つまり、常夏のハワイに広がる真っ青な空を眺めながら、冬のような冷たい空気にぶるぶる震える、特殊な体験をすることができたのです。
上空到達後は有無を言わせず、あっという間にインストラクターの方が私を連れてセスナから飛び降り、あとはひたすら新幹線並みの時速200kmでフリーフォール。時間にして1分くらいだったでしょうか。地上から700mくらいのところでパラシュートが開き、あとはゆらゆらと空中散歩して人生初のスカイダイビングは無事に終了しました。スカイダイビングは短時間で標高の高さによる気温変化を肌で感じることのできるスポーツ、機会があったらそのスリルとともに、気温変化を体感していただきたい、と思います。
この日もうひとつ経験したこと。
4,000mもの上空から飛び降りるのはやっぱり不安でコワく、ドキドキものです。地上に戻るとこんどは一緒に飛んでくれたインストラクターのアメリカ人男性にあれれ、なんだか妙にドキマギ・・・?? この日私は生まれて初めて“スカイダイビング”を体験し、加えて“つり橋効果”も経験したのでした。