富士山が電車で登れる?
1920〜30年代から繰り返し、浮かんでは消え浮かんでは消え、議論が繰り返されてきた「富士山登山鉄道」計画。
その「富士山登山鉄道」計画が再び動き出そうとしています。
実現に向けて、2年後をめどにルート案などを盛り込んだ構想をまとめる考えとのことです。
これが実現したら、富士山により気軽に行くことができ、より多くの方に富士山の良さを知ってもらえそうですね。
(筆者も静岡県富士市出身で富士山については思い入れが強いのです)
なんとも夢のある話ですが、「富士山登山鉄道」が実現するまでは、富士登山は自分の力で実現するしかありません。
毎年この時期になると、その年の富士山の山開きが発表されます。
一番登山者数も多く、人気のコースとも言われる山梨側の吉田ルートは例年7月1日から山開きをしています。
その他の須走ルートや御殿場ルート、富士宮ルートは7/10前後に山開きされていることが多いですが、正確な時期は発表を待ちましょう。
富士山の山開きが近づいてきて、毎年登っている方も今年初めてチャレンジしてみようという方も、計画を立て始める時期なのではないでしょうか?
どのルートで登るのかなども気になるところですよね。
それぞれのルートの特徴を見てみましょう。
■半数以上が利用する吉田ルート
吉田ルートは山梨側からのルートで、一番人気のコースなのではないでしょうか?
登山者数が多いためか、登山道と下山道が別になっており、また登山道には山小屋も多く、初めて富士山に登る方にも優しいのではないかと思います。
また東京や横浜方面からバスも出ているため、都内近郊の方も行きやすいルートになっています。
■富士山の東側から目指す須走ルート
須走口5合目を出発点とする須走ルート。標高の高い位置まで樹林帯が広がっているため、日差しからも守られます。
ただ樹林帯は見通しが悪いため、夜間や濃霧時などは道に迷わないように注意することが必要です。
樹林帯を抜けるとどこからでもご来光も見られます。
■一番登山距離が長い御殿場ルート
他のルートと比べて1.5~2倍ほどの距離がある御殿場ルート。
出発点の標高が低く、傾斜が緩やかで一見優しそうに見えますが、距離が長く緩やかに登り続けるので、実はかなりハードなルートではないでしょうか?
火山砂利の道を行くため、足元も不安定な道が多く、健脚者向けのルートです。
4ルートの中では一番登山者が少ないため、静かに登山を楽しめます。
目標物が少ないため、夜間や濃霧時は道に迷わないように気をつけましょう!
■急だけど短い富士宮ルート
全ルートの中で一番登山距離・時間が短いのが富士宮ルート。
スタート地点の標高が全ルートの中で一番高く、吉田ルートの次に人気のルートです。
その分、頂上までは全体的に傾斜が急で、やや岩場も多いです。
登山道と下山道が一緒なので、混雑時は譲り合って登りましょう。
登山前にはTNQLで天気を確認しよう!
登山に行く際、現地はどのような天気・気温なのか気になりますよね。
富士山くらいになると、地上と頂上では気温も全然違うため、しっかり準備が必要です。
一方で、最近の登山ブームもあり、富士山以外でも日本各地でも人気の山があります。
そんな時に、現地の天気をしっかり確認することで、着ていく服や雨具の用意なども変わってくるかと思います。
山登りは楽しく気持ちいい反面、天気に左右され、時には過酷な側面もあります。
安全に楽しく登山をするためには、天気などをしっかり確認して準備万端で臨みましょう!
これからは登山やアウトドアが気持ちよいシーズンです。
安全に登山を楽しみましょう!