昨日20日(月)からきょう21日(火)にかけて、寒冷前線の影響で雨雲が発生し、東京地方には大雨注意報が発表されました。
今年一番の大雨とも言われ、各地で土砂災害や河川の増水、低い土地での浸水などが懸念されました。
また、22日午前6時までの予測雨量も発表され、四国や近畿で200ミリ、東海で180ミリ、関東北部も多いところで120ミリと予測されました。
防災を考えていく上で、気象庁の出す防災気象情報を正しく理解する力は不可欠です。
しかし、ニュースなどでもよく耳にする「注意報」「警報」「特別警報」の意味の違いを曖昧に捉えている方は多いのではないでしょうか?
この3つの単語はそれぞれ違う意味を持っており、災害対応の際にも対応方法が異なってきます。
■「注意報」「警報」「特別警報」の違い
気象庁では、16種類の注意報、7種類の警報、6種類の特別警報が発表されていて、細かい分類は以下の表のようになっています。発表の対象となる種類は注意報が一番多く、注意報、警報、特別警報の順に従って災害の深刻さが深まっていきます。
注意報 |
大雨、洪水、強風、風雪、大雪、波浪、雷、融雪、濃霧、乾燥、雪崩、低温、霜、着氷、着雪 |
警報 |
大雨(土砂災害、浸水害)、洪水、爆風、爆風雪、大雪、波浪、高潮 |
特別警報 |
大雨(土砂災害、浸水害)、爆風、爆風雪、大雪、波浪、高潮 |
注意報<警報<特別警報の順番に災害が発生する可能性が高まるため、災害対策を行う上での一つの目安になります。
しかし、注意報だからと油断するのは危険です。
自分の住んでいるエリアは注意報が出ているのか、仮に注意報が出ているなら警報になる可能性はあるのかなどをうまく読み取り、先を見越した災害対策を行うことが大切です。
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6月は梅雨の時期で、天気があまり安定しません。また、8月頃には台風などが来る可能性が高くなります。
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