テニスの四大国際大会の一つであり、テニスの世界大会で最も長い歴史をもつウィンブルドン選手権が7月1日から始まりました。イギリス・ロンドン郊外のオールイングランド・クラブにて、7月14日まで開催されます。
■ウィンブルドン選手権とは?
正式名称はThe Lawn Tennis Championships on Grass。便宜上、全英オープンと呼ばれることもあります。
ウィンブルドンは1877年から始まった、世界最古のテニストーナメントであり、グランドスラムというテニスの4大大会の中で最も格式高い大会といわれています。
ウィンブルドンのコートには芝が使われており、一般的には球が速くて弾みにくいと言われています。
歴代最多勝利数を収めた選手として、男子には最長連覇記録も所持するスイスのロジャー・フェデラーや、アメリカのピート・サンプラス、女子にはチェコスロバキアのマルチナ・ナブラチロワがあげられます。
また、ウィンブルドンには興味深くユニークな規則があります。それは、「プレドミネンタリー・ホワイト」と呼ばれるもので、白のウェアの着用が義務付けられているという規則です。選手はウェアだけでなく、リストバンドや帽子、ソックス、シューズに至る身に着けるものすべて白を着用しなければなりません。
■注目の日本人選手
男子:錦織圭選手
現在、ATP(男子プロテニス協会)ランキングで7位である錦織圭選手は、ウィンブルドン初戦は7月2日午後に予定されています。
5月26日~6月10日に行われた全仏オープンでは準々決勝にてスペインのラファエル・ナダル選手に敗れ、目指していたベスト4進出とはなりませんでした。
しかしグランドスラム4大会での連続ベスト8達成は錦織選手にとっては初めてで、今回のウィンブルドンでもベスト8進出が期待されます。
女子:大坂なおみ選手
大坂なおみ選手は今年の1月の全豪オープンで初優勝を果たしたことで、WTA(女子テニス協会)世界ランキングで1位となっていました。
しかしその1位の重圧に左右されてしまったのか、全仏オープンでの3回戦敗退に引き続き、7月1日に行われたウィンブルドン選手権の初戦では、ユリア・プティンセバ選手に初戦で敗退。WTA世界ランキングで2位となりました。
大坂なおみ選手には今後、是非巻き返しを図っていただきたいですね。
■雨の日とテニス。クレーコートは雨に弱い?
屋外で行うのが一般的なテニス。そうなれば、雨の日に試合がある場合はどうなるのでしょうか?
雨天決行か否かは、コートの種類によるようです。
全仏オープンテニスの会場であるスタッド・ローラン・ギャロスではグランドスラムの会場の中で唯一、クレーコートという土を用いたコートが使われているため、雨や雪の場合、試合が順延となります。
実際に先月に開催された全仏オープンでも、6月5日には雨が原因ですべての試合が順延となりました。
また、ウィンブルドンで用いられている天然芝のコートは雨に弱いため、雨によって試合スケジュールが崩れてしまうこともあります。
一方で、オムニコートという日本でよくみられる砂入り人工芝コートは雨に強く、雨が降っていても水たまりができない限りはプレーを継続できます。
このように、屋外で行うスポーツであるテニスはコートの種類によって雨天決行かどうかが決定されるのですね。
テニスのような屋外で行われるスポーツでは、プレーする場合だけでなくて観賞する場合にも服装選びは大事ですよね。
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ウィンブルドンでどんな服を着ればよいのかもcheckできちゃいます。
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