春に見られる景色の中に、「春霞(はるかすみ)」という現象があります。
春霞は、大気中に水分や微粒子が増えた結果、遠くの景色がぼやけて見えにくくなる状態のことです。
ただ、古くから和歌などで詠われてきた理由は、実際の風景とは違っているのかもしれません。
春は知っての通り、万物が出会いと別れを繰り返す季節。
悲喜こもごもがあり、涙でかすむことを美しい言葉にしてきたのでしょう。
今回は、そんな涙の季節を盛り立てるような、2020年春公開の映画を厳選して紹介します。
春休みに上映される映画は、毎年子供から大人まで楽しめる名作・大作が、数多くラインナップされます。
新生活を目前に、感動的なストーリーから心の栄養を取り入れてみてはいかがでしょうか。
▪映画ドラえもん のび太の新恐竜
「新しい恐竜と、新しいのび太の物語」というキャッチコピーのもとで制作された、本作50周年記念作品となる映画です。
1980年に公開された初代映画「ドラえもん のび太の恐竜」と同じ、恐竜をテーマにしながらも、完全なオリジナルストーリーで展開されます。
物語は、のび太が化石発掘体験で見つけた双子恐竜を、キュー・ミューと名付けるところから。
可愛がって育てるも、やがて現代で育てることに限界が来てしまい、双子恐竜の仲間を探すために6600万年前の地球に出発します。
ドラえもんやのび太たちが白亜紀で発見した謎の島で、しだいに大冒険へと発展していく感動ストーリーです。
▪2分の1の魔法
こちらは、「トイ・ストーリー」や「モンスターズ・インク」などの制作を手掛けたディズニー&ピクサーによる最新作です。
シリーズ以外のオリジナル作品としては、「リメンバー・ミー」以来3年ぶりの公開となります。
舞台は、かつてあった魔法が消えかけてしまった世界。
エルフ族で引っ込み思案の少年イアンと陽気な兄のバーリーが、過去に死亡した父親を復活させるために奮闘するストーリーです。
ファンタジーやアドベンチャーの世界に浸りながら、極めて繊細なアニメーションを堪能してください。
家族の絆が描かれる物語に、思わず涙してしまうかもしれません。
▪ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方
牧歌的で美しい自然の風景と、人間や動物との共生・営みが描かれたドキュメンタリー映画です。
自然を愛する夫婦が田舎に移り住み、究極のオーガニック農場を作り上げるまでの8年間をカメラに収めています。
都会の生活から一転、厳しい自然の中で生きることになった2人は、数多くの生命のドラマを目撃します。
動物や植物たちと手を取り合って生き、本来あるべき人間としての役割をまっとうする生活。
あなたにとって、本当の理想の暮らしとは?
自分自身の行く先や将来を考える映画として、春休みにぜひとも見ておきたい作品です。
「ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方」公式サイト
▪ドクター・ドリトル(2020)
ドクター・ドリトルは、絵本作家ヒュー・ロフティングの児童文学を原作とするシリーズ映画です。
動物の言葉を解する獣医師ドリトル先生を主人公に、たくさんの動物たちとの交流や冒険模様が描かれます。
2020年版はヴィクトリア女王が統治し、植民地帝国として繁栄を続けている19世紀半ばのイギリスが舞台。
ドリトル先生が重い病を患う女王を救うために、伝説の島へと旅するストーリーです。
もちろん、ドリトル先生の愉快な仲間たちであるオウムやゴリラ、アヒル、シロクマ、ダチョウなども登場します。
クスリと笑える動物たちとの対話をはじめ、人種や文化を超えた交流、新たな冒険劇にも注目です。
映画館に行く日は心が弾んでしまいますが、当日はファッションの方でも気分を盛り上げたいですよね。
そんな時におすすめなのが、気象データと衣服のコーディネートをマッチさせた「TNQL(テンキュール)」というサービスです。
「TNQL」は天気や気温の推移から体感温度を算出し、その日の最適なファッションをイラストで表示します。
例えば、朝晩と日中の気温差が大きくなりやすい、春の日のお出かけにもOK。
「TNQL」を使えば、コーデに迷うことなく、春休みの映画館でも快適に過ごすことができますよ。
▽TNQLのご利用はコチラから