花粉症対策は「腸」がポイントに。プチ断食で免疫力UPを実現!

2月も後半に入ると、雨が時折南風を運び、さすがに“春遠からじ”を実感できるようになってきましたね。

昼間の日差しの中にも光の春が感じられ、外出する足取りが軽くなってきたという方も多いことでしょう。

ただ、春は特にアレルギー気質の人にとって、一喜一憂の季節です。
あなたも2月頃を境に例年、花粉症の症状に悩まされ、マスクを手放せずにいるかもしれません。

実は、花粉症を予防するには、生活習慣の見直しが極めて重要であることが分かっています。
中でも、腸内環境と体の免疫力には大きな関連があり、「腸活」に励むことで花粉症の辛い症状を軽減させることが可能になります。

今回は、花粉症と腸内バランスの関係を紐解きながら、大腸の働きをスムーズにする「プチ断食」の方法についてもお話しします。

●腸内環境と体のバリア機能の関係とは?

花粉症とは、体内に侵入した花粉によって引き起こされる免疫反応の総称です。
異物に対抗するために体内で作られた「IgE抗体」が、花粉を体外に押し出そうとする際に、さまざまなアレルギー症状をもたらします。

こうした体の防衛機能を高めるには、普段の生活に気をつけ、とりわけ体の中の「腸」を健やかにしておくことが重要です。
腸内には、人体のおよそ7割の免疫細胞があり、外部からの病原体や細菌などの活動を食い止める働きをしています。
免疫細胞を強くさせるには、腸内細菌すなわち腸内環境のバランスを整える必要があるのです。

東洋医学においても、春先は体内の老廃物が表に出やすい季節となります。
冬の間の不摂生により胃腸が不調をきたし、バリア機能が損なわれると、免疫・防衛反応が暴走します。
東洋医学的に春は「肝(肝臓)が高ぶる」季節となりますが、「肝」と強弱関係にあるのが「腸」なのです。
春に「腸」の働きが弱くなっていると、「肝」機能にも影響を及ぼし、消化器系や自律神経を乱すなどの悪循環を引き起こします。
そのため、春の養生法としても「腸」の働きを調節することは、理にかなっていると考えられます。

●「プチ断食」で腸をリセットしよう

腸内環境の乱れを防ぐためには、腸を刺激することが1つのポイントになります。
適切な食生活や運動が効果的ですが、それ以上に気をつけるべきは腸管をしっかり休息させることです。
例えばファスティングは、空腹になることでデトックス効果が高まり、消化管のぜん動運動を促進します。
腸機能が修復すれば、体の免疫力が上がり、花粉症の症状を緩和させることができるのです。
中でも「プチ断食」は、ファスティングの難易度を下げ、いつでも気軽に始めることができる健康法です。

 

・プチ断食の基本的な方法
プチ断食のやり方は数多くありますが、代表的なものは1~3日ほどの期間、食物の摂取を断つ方法です。

・プチ断食前の「予備断食」期間
プチ断食を行う3~4日ほど前から、毎食の量を腹8分~7分、7分~6分へと徐々に減らしていきます。
前日の夜はなるべく固形物を避け、スープや酵素ジュースを飲む程度に留めてください。

・プチ断食期間
水しか飲まずに過ごす方法や、酵素ジュース、青汁、すまし汁などを1日に2~3回摂取する「置き換え断食」があります。
コーヒーや白砂糖入りのドリンクは避けますが、塩や黒砂糖であれば時折舐めても構いません。
水分は1日2リットルを目安に、普段よりも多めに摂る必要があります。

・プチ断食後の「回復食&調整」期間
プチ断食後も、3~4日程度の期間をかけて段階的に食事量を増やしていきます。
汁物や重湯などから始め、穀物、野菜、豆類、海藻類と、消化の良いものを中心に回復食を摂ってください。
リセット期間中は、刺激物や油分の多い食事はなるべく避けなければなりません。

※ 断食は体調を考慮し、無理をせず、自己責任の範囲で行うようにしてください。

また、こうしたプチ断食のほかにも、1日のうちいずれか1食を抜く「半断食」や、週末だけ固形物を避ける「週末断食」などがあります。
花粉症の症状が重い場合は、上記のファスティングを何度か実践し、長期的に腸内環境を整えていく必要があるでしょう。

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